中小企業診断士 資格取得 試験情報

中小企業診断士とは?

中小企業診断士とは、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家、経営コンサルタントです。中小企業支援法に基づいて経済産業大臣が登録する資格で、経営コンサルタントとしては唯一の国家資格です。現在、全国にある160万社のうち9割(144万社)が中小企業で、18,000名程度しかいない中小企業診断士はあらゆる業種の企業、部門においてニーズが高まっています。

中小企業診断士を取得するメリット

●就職や転職に有利です。様々な業種で好待遇で迎えられる傾向があります。
中小企業診断士として人気がでれば講演、セミナー、出版など活躍の場が広がります。
●ビジネスに必要な体系的基礎知識を身に付けることが出来ます。
●企業内で高い評価を受けることができ、昇進や昇給につながる可能性があります。
●経験と人脈しだいで、独立開業することもできます。
●企業内・外で高い社会的地位と、好収入が期待できます。

中小企業診断士の報酬

(株)中小企業診断協会調べ
経営診断指導報酬 1日(5時間) 10万円
講演報酬 1時間      6万円
経営指導顧問料 1ヵ月     10万円
*注:金額は目安です。

中小企業診断士になる方法

中小企業診断士の資格を取得するには2通りの方法があります。

●中小企業診断協会が実施する中小企業診断士試験に合格し、実務補修を修了または実務に従事する方法

●中小企業総合事業団 中小企業大学校 東京校が実施する中小企業診断士養成課程を修了する方法 (詳しくはこちら新・中小企業診断士養成課程

中小企業診断士試験 試験方法と合格基準

                                           
試験 受験資格 試験科目 試験方法 合格ライン
1次試験 なし 経済学・経済政策

財務・会計

企業経営理論

運営管理
( オペレーション・マネジメント )

経営法務

経営情報システム

中小企業経営・中小企業政策
筆記 総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のないこと

科目合格基準は、満点の60%を基準
2次試験

筆記試験
合格年度とその翌年度の1次試験合格者 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I

中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 II

C 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 III

D 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 IV
筆記 総点数の60%以上でかつ1科目でも40%未満のものがない者
2次試験

口述試験
2次 筆記試験において相当の成績を修めた方 中小企業の診断及び助言に関する能力 筆記 評定が60%以上

中小企業診断士試験 勉強法

中小企業診断士試験当日までの学習スケジュールを立て、コツコツと繰り返し勉強する事をおすすめします。膨大な量の知識を理解する必要がありますので、詰め込み式の丸暗記よりも、繰り返す事で身につく勉強法を強くおすすめします。問題を数多く解いて、実践力をつける必要があります。

非常に難易度の高い試験ですので独学はおすすめしませんが、挑戦してやろうという人は、全国の書店で取り扱っている中小企業診断士試験のテキスト、参考書、問題集を購入されることをおすすめします。問題を数多く解くことで繰り返し練習して身につけることができます。

確実に合格を目指すのであれば、中小企業診断士の講座、スクールなどを受講するのが良いでしょう。経験豊富な講師の指導によって、独学よりも無駄を省きながら効率よい学習法を知ることができますし、同じ目標に向かっている仲間と一緒に勉強する事で、情報交換やモチベーションを上げることができるでしょう。

学生の方、お仕事で忙しい方、なかなか外出ができない方など、講座やスクールを受講する事が難しい方は中小企業診断士の通信講座がおすすめです。自分のスケジュールに合わせてマイペースで勉強を進めることができます。

知っておきたい 中小企業診断士試験 豆知識

●学歴・年齢・性別・国籍に制限はありません。

●試験は、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7地区で実施されます。

●平成18年度より第1次試験は科目合格制が導入されます。

●他資格等保有による試験科目の一部免除を申請することができます。

●科目合格の有効期限は、3年間です。申請により当該科目が免除され、3年間で7科目すべての科目に合格すれば1次試験合格となり、2次試験が受けられます。

●1次試験、2次試験申込書は郵便振替用紙で、試験案内に綴じ込んで配布されます。

●1次試験、2次試験ともに、受験用の写真は受験票とともに送付する写真票に貼り付けて、試験当日試験監督に提出します。

●経済産業大臣に中小企業診断士として登録を受けるには、申請の日前3年以内に第2次試験に合格し、所定の実務補習の修了または実務に従事することが必要です。

●中小企業診断士の登録有効期間は 5年間で 5年ごとの更新が必要です。

中小企業診断士試験 受検料と申し込み方法

                     
1次試験 14,400円
2次試験 17,900円

中小企業診断士試験案内は郵送、または各協会支部に直接来会して請求することができます。

中小企業診断士試験 問合せ先

社団法人 中小企業診断協会

(社)中小企業診断協会 北海道支部 011(231)1377
(社)中小企業診断協会 東京支部 03(5550)0033
(社)中小企業診断協会 愛知県支部 052(581)0924
(社)中小企業診断協会 大阪支部 06(6261)3221
(社)中小企業診断協会 広島県支部 082(227)2827
(社)中小企業診断協会 福岡県支部 092(624)9677

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